プリンスの遺産をめぐる法廷闘争が、6年ぶりに決着したと報じられている。ビルボードによると、ミネソタ州の裁判官は月曜日(8月1日)、プリンスの資産を相続人、そのアドバイザー、管理会社プライマリー・ウェイブの間で分けるという合意書にサインをしたという。

 

プリンスは2016年4月、ミネアポリス郊外のペイズリー・パークの自宅でフェンタニルの過剰摂取により57歳で死去した。配偶者も子どももいないため、彼の遺産は6人の異母兄妹に渡った。そのうち3人はプライマリー・ウェーブに株式を売却し、他の3人は株式を保有したまま、アドバイザーのL.ロンデル・マクミランとチャールズ・スパイサーとパートナーシップを組んだ。過去6年間、裁判を繰り返したが、資産の分け方について誰も合意することができなかった。

 

「プリンスは象徴的なスーパースターであり、今回の裁判所の管轄外への譲渡により、プロフェッショナルで熟練した管理者が配置される」とプライマリー・ウェイブはビルボードに声明を発表。

 

「昨年、遺産の追加的な期待権益の取得を発表し、所有権益を50%にしたとき、私たちの目標はプリンスの比類ない遺産を保護し、成長させることでした。遺産を分配することで、我々は強力かつ生産的な協力関係を築くことを期待している。私は13年以上にわたってプリンスの代理人を務め、音楽業界を改革するためのイノベーションを先導してきました。私たちは、彼の音楽、映画コンテンツ、展示品、商品、ペイズリー・パークのイベント、ブランド製品など、彼の素晴らしい資産とカタログで同じことができればと思っています。歴史的でとてもエキサイティングな時間でした。プリンスはもうほとんど自由に休むことができるだろう」とマクミランは独自の声明で付け加えた。

 

法的手続きの間、いくつかの死後またはアーカイブのプリンスのリリースは、異なるレーベル・パートナーによって配布されてきた。

1987年にリリースされたプリンスの未発表アルバムは、今年初めにサードマン・レコードから初めてリリースされた。

 

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