DJの他にも、音楽プロデューサーやソングライター、ミュージックビデオ監督などいくつもの顔を持つ、Sak Noel。そして、彼は「スペインの盛り上げ番長」としても有名だ。”Loca People”や”No Boyfriend”などの世界的ヒットナンバーだけではなく、自身のレーベル「Moguda Records」からハウスやテクノを中心に多くの楽曲を休む暇なくシーンに発表し続ける。そんな彼が新曲「OMG」をリリースし、このタイミングでDJ MAG JAPANの独占インタビューに答えてくれた。

 

Q1.新しくリリースされた”OMG”を聞かせて頂きました。このトラックに関して詳しくお伺いしてもいいですか?

”OMG”は音楽の新しいスタイル”Barnaton”の象徴的なトラックの一つだよ。Barnatonとはクラシックムーンバートンビートと僕の生まれ故郷であるスペイン バルセロナが主な発信地である地中海の音楽が融合されてできた音楽さ。昨年僕がSalviとSean Paulと共に制作した”Trumpets”というトラックがこの”Barnaton”の先駆けとなったトラック。”Trumpets”は全世界で多くの人に受け入れられ、これによって僕はBarnatonサウンドの制作を続けることができたんだ。このサウンドを世に送り出してくれたSpinnin’ Recordsの先見性と決断にとても感謝しているよ。

Barnatonサウンドは後何か月かで世界のダンスミュージックシーンを虜にすると確信しているよ。僕は”OMG”をはじめとする楽曲達とワクワクしながらその時を待っているんだ。

 

Q2. 2017年の調子はいかがですか?また、この夏の予定を教えてください。

2017年は僕にとってプライベートと仕事の両面でとても有意義な年になっているよ。まずはLos Angelsに活動の拠点を移したことだね。LAはトップクラスの才能を持つアーティストが多く活動の拠点としている場所。このような環境でポジティブな刺激をたくさん受け、日々成長することができることを嬉しく思う。そして2月にはEDC Mexicoのメインステージでプレイすることもできた。もう一つはMaroon5とMajor LazerへRemixを提供でき、これは世界中のオーディエンスから注目を集めることができた。この夏はとてもエキサイティングな夏になる予感がするよ。すでに世界中のギグに参加する予定がぎっしり埋まっているからね!!

 

 

Q3. あなたのアーティストとしてのキャリアの中で最も大切な出来事はなんですか?

毎日の一瞬一瞬が僕にとっての最も大切な瞬間だけれども、その中でも2つある。

一つは、僕が初めて自身の作品をYoutubeに投稿した時。この作品が15か国以上の地域でNo 1となる結果になった。それに対して僕と僕のプロダクションチームは何のノウハウや経験もなかったからとにかく大変だったことを覚えているけど、その大波を乗り越えることで僕たちは今に至ることができた。

 

もう一つは、利害を求めて僕にすり寄る人々ではなく、無条件に僕をサポートしてくれる人達と苦楽を共にすることを決意した時だね。

その決断があったから僕は成長することができたし、今の自分がある。

 

チームメンバー・周り支えてくれる人々が本当に大切だということを学んだ瞬間だった。

 

Q4. これまでの作品の中から一番のお気に入りを教えてください。また何にインスパイアされて完成したトラックですか?

うーん。どれか一つだけ選ぶとなると難しいね。でも選ぶとすれば ”No Boyfriend”かな。このトラックは僕が人生の紆余曲折を乗り越えシーンに戻ってきたときに制作を開始した曲なんだ。

この曲では、女性への尊敬・自立について表現したかった。そのエネルギーが“No Boyfriend, No Problem”というパワフルなリリックを生み、Youtubeで30milionのViewを獲得できたんだと思う。

 

 

Q5. セットリストでマストに選ぶ曲は何ですか?その理由を教えてください。

“Pinga”と”Trumpets”かな!

“Pinga”はBarnatonサウンドの原型となった曲。自身のサウンドを創ろうとトライした曲でもあり、僕が今の自身のサウンドへ到達するための布石となった曲なんだ。

 

 

“Trumpets”はすべてのオーディエンスが知っていて、自身にとって最もヒットした曲だから、これは絶対に外せない!!!

 

 

Q6. 日本のファンの方々が驚くようなことを教えてください。

そうだね。まずはじめに。。。漫画家を引退するよ(笑)僕はいい漫画家だったと思うよ。特に変態を書くことにおいては(笑)

そして 日本語版の“No Boyfriend”をFEMMとFAKYともに制作したことだね。僕のYoutubeチャンネルで見ることができるよ。とてもいい経験になったよ!

 

 

Q7. 日本のファンの方々にメッセージをお願いします。

僕はまだ日本に行ったことがないんだけど、僕の行ってみたい国リストの一つ!日本の皆と早く会いたいし、皆にバルセロナの最も熱いパーティーを体験してもらいたいね!

今から日本に行くことが楽しみで仕方がないよ!

 

 

イビサ島でその名を知らぬ人はいないとも言われる、Sak Noel。2011年頃から音楽活動をはじめて以来、その人気とスキルは一度も落ちたことがない。徐々に世界のビッグフェスやトップクラブからラブコールが送れるようになり、世界的ビッグスターへの階段を順調に登り続けている。まだ来日したことはないSak Noelだが、近い将来「世界的ビッグスター」という肩書きとともに日本のダンスミュージックシーンに興奮を届けてくれるに違いない。

 

Sak Noel - ‘OMG’

On Sale at Beatport, Spotify, Apple Music

 

 

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