2013年6月号のエレクトロ雑誌上で、「EDMにおいて最も価値があるアーティスト」として紹介され、さらにDMCワールドでは、「ダンスフロアーにおけるナンバーワンの歌声」とも言われたオーストラリアのシンガーソングライターAmba Shepherd。Hardwell と"Apollo"や"United We Are"でコラボするほか, Porter Robinson との"Vandalism"、 Afrojack との"The Great Escape"、 Tiesto との "Real Life"、NERVO との"Did We Forget"、 Paul Oakenfoldとの"U Are"など、彼女は世界トップクラスのDJたちと数多くコラボしている。そんなEDMシーンに欠かすことができないAmba Shepherdに今回DJ MAG JAPANが独占インタビューを実施した。

 

Q1. 新しくリリースされた”Wide Awake & Dreaming” を聴かせていただきました。これに関して詳しくお伺いしてもよろしいですか?

もちろん!これは、私がプロデュースする2つ目のソロトラックで、ジャンルでいうとDeep Houseだね。歌詞には、これまでずっと夢見てきたことがやっと目の前で現実になるという意味があるの。「これって現実?」っていう瞬間!私は、ゆっくり落ち着きもありながら、ベースとビートにパンチの効かせた、動きたくなるvibeのハイブリッドなトラックをプロデュースしたい。

 

 

 

Q2. HardwellやPorter Robinson、Afrojack、Tiesto、NERVO、Paul Oakenfold、Laidback Lukeなど業界の大物アーティストとすでにコラボされていていますが、彼らのようなすでに成り上がっているアーティストたちと曲をリリースするのと自分でやるのは、どのように違いますか?

彼らのようなスーパースターたちと多くの作品でコラボできて、とても光栄だと思うよ。独自のトラックをプロデュースするのは、全然違うプロセスだね。ソングライティングのプロセスは同じだけど、歌詞で本当に伝えたいことやどのように以前とは違う形で業界に貢献できるのかを表現するのにはより時間がかかるかな。まぁ、これは別の質問になるけどね。意味のないトラックをリリースするのには意味がないと思うし、そのようなトラックもあると思う。でも、私は意味のある、納得するトラックができるまで待ってリリースしたい派なの。それに対してみんなに評価してもらいたい。

 

 

Q3. 世界中の様々な場所でショーを行ってきたと思いますが、特別なゲン担ぎのようなものはありますか?

集中するために瞑想するんだ。バックステージでは、変なドラマやエゴのぶつかり合いがあるから瞑想することで他とは悪く関わらないようにしている。日中には、ヨガをすることもあるかな。長旅だと特に体が硬くなったりするからストレッチとしてやっている。あとは、歌う前の喉鳴らしね!最後に、天国にいるおじいちゃん、おばあちゃんにお祈りするんだ。

 

Q4. 作曲する際には、メロディーや歌詞などは、どのようなものにインスパイアされるのですか?

インスピレーションは、すべてから得ているかな。周りにいる人であったり、一人間として越えていかなくてはいけない壁であったりなど。私が感じている壁や体験などのストーリーを語るのが好きで、それにみんなも共感してくれるといいな。

 

Q5. クリエイティブな面で負のサイクルに入ったりしますか?その際、どのように立ち直るのですか?

まだないね!常に作曲しているし、それが私なの。それと、正しいとか間違っているとかの概念にとりつかれるのが嫌いだから、アーティストとして勘を信じて自分の好みなどに誘導されるまでかな。

 

 

Q6. 今後の予定を教えてください。

今は、ロサンゼルスでスタジオにこもり、素晴らしいソングライターやプロデューサーと作業を繰り返しているの。2017年は、すべて私のオリジナルで行こうと思っていて4月にはシングルをリリースする予定だから、とても楽しみ。それとみんなも喜んでくれるコラボも待っているし、ライブも行う予定だね!

 

Q7. 日本のファンの方々へメッセージをお願いします。

みんなが大好き!日本は、本当に私にとってお気に入りの場所で戻ってみんなに会うのが楽しみ!Arigatogozaimas!

 

 

世界のトップクラスのDJと数多くコラボするAmba Shepherdは、自身でもSpinninやRevealed、Ultra、Protocol、Island Records、EMI、Sony、Musical Freedom、Armadaなどのトップレコードから多くの楽曲をリリースしている。これまでBeatport や iTunesで1位を数多く獲得してきた業績を見れば、彼女がどれだけ多くのファンに愛され、認められているか理解できるだろう。今後も世界トップレベルのDJとコラボし、ダンスミュージックシーンを盛り上げてくれるに違いないAmba Shepherdから2017年も目が離せない。

 

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