Ultra Japanにアジア勢として3年連続出場を果たし、昨年2016年も日本のオーディエンスを熱狂させた韓国人アーティスト、Raiden。Ultra KoreaやUltra Miamiにも出演し、その活躍はアジアを飛び越え、世界に拡がっている。EDMを始める前は、日本に留学していた経験があり、日本にも馴染み深いRaidenが今回DJ MAG TOP 100 DJs 2016で29位に輝いたNicky Romeroが率いるProtocol Recordsから新曲をリリースした。新曲やTOP 100 CLUBSに向け、お気に入りのクラブなどを訊いてみた。

 

Q1. "Heart Of Steel"が、1月13日にリリースされましたが、詳しくお伺いさせてもらってもよろしいですか?

これは、僕が初めてリリースするオリジナルソロトラックなんだ。2015年のUltra Koreaのアフタームービーで使われていたが、それからまたいじってプログレッシブからフューチャーベースに変更したんだ。気持ちを込めて作曲したトラックだからProtocol Recordsといった名門からリリースできて光栄だよ。

 

 

 

Q2. 去年のキャリアにおいてのハイライトを教えてください。今年の目標はありますか?

Ultra KoreaのステージでFedde Le Grandと立てて、彼が僕のトラックのリミックスを流してくれたことは一生の思い出になったよ。2017年は、"Heart Of Steel"から始まりもっとソロトラックを作曲していくつもりだし、他のアーティストとのコラボも考えているよ。

 

Q3. 作曲されている時は、どのようなことからインスパイされますか?

必ずしも一つのことだとは思わないよ。いろんな形でインスパイアされているね。例えば、"Heart Of Steel"は2015年にヨーロッパをツアーしていた時に見た日の出に影響されてできたトラックなんだ。客からも常にインスパイされているよ。

 

 

Q4. この業界にいて、どなたに一番影響を受けましたか?

ダンスミュージックのジャンルから外れるとThe Red Hot Chili Peppersだったり、Radiohead、特にDavid Bowieには影響されたよ。音楽以外のことをしている時の彼やいろんなアートとコラボしているところに魅力を感じた。

 

Q5. この業界に入る前は、日本に留学をしていたと聞きました。日本の第一印象を教えてください。何か特別に驚いたこととかありますか?

そうなんだ。日本ではギターリストとして活動していたんだ。今もギターリストだけどね!日本で色々と勉強させてもらって日本人の音楽に対して熱心な気持ちにびっくりしたよ。まず、いろんなジャンルがあって一人一人が詳しいんだよね。Heart of Steelを去年のUltra Japanで流した時、トラックがリリースされてもいないのに一緒に歌ってくれてびっくりしたよ。

 

 

Q6. DJ Magで再び、TOP 100 CLUBSの投票が始まりましたが、お気に入りのクラブを教えてください。

Octagonは、レジデンスだしやっぱりホームって感じするよね。ランキングでも5位に位置づけされているし、実際行ってみると納得するよね。クラブ自体もそうだけど、客の数もすごいよ。

 

Q7. 2017年の予定を教えてください。

今LAで音楽に取り掛かっていて、Heart of SteelのPVを撮影する予定なんだ。でも、ヨーロッパに戻ってスイスでフェスに参加して、Nicky Romeroと一緒にアジアツアーするよ。日本だけ一緒にツアーできないんだ。ほんと残念!

 

 

Q8. DJ/ProducerとしてDJ Magはどのような存在ですか?

DJ Magからインタビューの依頼が来て光栄だよ。僕にとっては世界一のダンスミュージックマガジンだよ。

 

Q9. 日本のファンの方々へメッセージをお願いします。

去年Ultra Japanに出させてもらって僕のファンもいるんだと思って嬉しかったよ。彼らのサポートは一人一人、今でも覚えているよ。この場をお借りして言わせてもらいたいのは、本当にいつもサポートしてくれて、僕の音楽を聴き続けてもらってありがとう。

ありがとうございます。

 

 

同じアジア人として、世界を舞台に活躍し続けるRaiden。DJ MAG TOP 100 DJs 2016で50位に輝いたFedde Le Grandの「Keep On Believing」や名画家ピカソの末裔・Florian Picassoの「Final Call」をリミックスし、世界のトップクラスDJたちからもその期待や評価は高い。2017年も既に、スケジュール帳はヨーロッパやアジアのクラブやフェスでのギグでいっぱいだ。Nicky Romeroとも今年、ツアーをまわる予定になっているRaidenが再び来日し、日本人オーディエンスを大熱狂させてくれることを心から祈っている。

 

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