世界で話題を作り続けるウクライナ出身の女性DJ/プロデューサーのTERI MIKO。その彼女にしかできないパフォーマンスの人気と実力は、彼女のスケジュールを見れば一目瞭然だ。Vestax scratch competitionで優勝を果たしたその実力は、世界中のフェスやクラブで評価され、今日も世界のどこかでファンを熱狂させている。エネルギッシュなサウンドを作り出し、情熱的なパフォーマンスを武器にするTERI MIKOに今後のリリース情報やDJ Magについて訊いてみた。

 

Q1. 12月23日にリリースされた“Fukuyo”を視聴させていただきました。この曲に関して詳しくお伺いしてもよろしいですか?

Fukuyoの始まりは、遊びとしてやっていたものを本格的に作業し始めたんだ。このトラックは、新しい音を取り入れて自分で挑戦の道を選択した作品なんだ。私でも、新たな形で音楽をプロデュースできるというのを証明してかった。このトラックをリリースしたことによって、私みたいなフィメールDJでもビッグプレイヤーとやっていけることを証明できたと思う。

 

 

Q2. 2016年は、いかがでしたか?一番印象に残っていることを教えてください。

今年は、いろんなことを経験させてもらったね。常に世界中を周りショーをしてきたけど、もう少しスタジオにいる時間を大事にしたかったかな。でも、ツアーをしたことによって尊敬しているDyro, Marshmello, Slander, NGHTMREとかと時間を過ごすことができたよ。

 

Q3. 作曲するときに、どのようなものにインスパイアされますか? 

ツアー中は、いろんなアーティストと時間を過ごせるからすごく影響されるね。それと常に色んなジャンルのDJたちと会うから、色んな意見交換ができて嬉しいよ。それと私には常に限界まで押してくれる素晴らしいチームがあるから、感謝しているよ。

 

Q4. この業界にいてどなたに一番影響をされましたか?

この質問を答えるのは、私にとって朝メシ前みたいなもんだよ笑 何年も影響され続けてるアーティストは、Skrillexだね。なんでSkrillexかって?それは、彼みたいに才能に溢れていて、ベースミュージックに対して忠誠心を持った人はいないからだ。OwslaとNest Hgのコンセプトも最高だしね。Skrillexは、並大抵の人ではないよね。

 

Q5. アーティストとしてのキャリアで一番重要だった出来事を教えてください。 

多分全てのDJ/Producerからしたら、自分の音楽が世の中でに知られることが最も重要な瞬間だと思う。私は今年、Dyroのオープニングアクトに指名され自分のトラックをかけたら、Dyroが気に入ってくれてWolyと契約を結ぶことになったんだ。だから、Jordy(Dyro)には、このような機会を与えてくれてすごく感謝しているよ。

 

Q6. 再びDJ Magで、“Top 100 Clubs”が始まりましたが、お気に入りのクラブを教えてください。

ドイツのケルンにあるBoothausのTrapとBassのvibeが大好き!

 

Q7. 2017年の活動予定を教えてください。 

2017年は、いろんな予定が詰まっているよ。自分にとって挑戦の年であり、DJだけではなく、プロデューサーとしての顔も見せないといけないからね。だから、2017年には、オリジナルをばんばんリリースするから楽しみにして!

 

Q8. DJ/ProducerとしてDJ Magはどのような存在ですか?

DJ Magは、我々にとって巨大なメディアプラットフォームだよ。それは、アーティストにとってだけではなく、ファンにとっても同じだ。DJ Magによってアーティストとファンがうまく連携し、繋がっているんだと思う。DJ Magは、世界的に有名なこの業界のwikipediaだよ。

 

Q9. 日本のファンの方々へメッセージをお願いします。

日本のみなさんこんにちは、日本のすべてが大好きです。新曲Fukuyoがリリースされたから、是非みんなも聞いてね!それと、寿司が大好物です。

 

毎日のように世界でギグをこなし、ファンを熱狂させている傍ら、LED Sessionsという自身のウィークリーラジオショーやSNSを駆使し、世界中のファンへの情報発信、そして交流を決しておろそかにしないTERI MIKO。LED Sessionsは、今や北米、ヨーロッパ、アジア、そしてインドなど35の国と地域で配信されるようになり、その人気は右肩上がりだ。DJ MAG TOP 100 DJsのランキングを見てわかる通り、まだまだ女性アーティストが十分に活躍できていないEDMシーンにとって、重要な逸材であるTERI MIKOに今後も目が離せない。

 

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