様々なEDMアーティストとコラボし、ヒット曲を世の中に発信し続けているKSHMRは、TOP 100 DJs 2016で12位と大躍進した。2014年からEDM活動を始めたカリフォルニア出身のKSHMRの飛躍的な人気の高まりには目を見張るものがある。2014年までは、アメリカのヒップホップ系プロデューサー・デュオ「The Cataracs」として活動していた。DallasKとのコラボシングル「Burn」で新たな世界の扉を開け、ヒップホップからEDM転向後たった1年で世界のトップレベルにまで大成長したKSHMRに今後のリリース、DJ Magについてなどを訊いてみた。

  

新曲「Extreme」をBassjackersと制作するにあたり、何にインスパイアされましたか?

Bassjackersは前から良い友達で、RalphがLAにいた時に新しいアイディアを持って来てくれたんだ。Extremeのボーカルを聞いた時、瞬時に「好きだ」って思ったよ。興味深くて一度聞いたら忘れられない音色とフルートの音色がマッチして、音楽を前進させていく。僕らはこの雰囲気にフィットするメロディーを見つけていったんだ。

 

 

Tigerlilyとの「Invisible Children」と比べると音楽のテイストが変わったように感じるのですが、なぜですか?

僕のテイストは変わったわけではないよ。ただ、僕のテイストは広範で「Invisible Children」はそれを伝える1曲になったかな。

 

 

Bassjackersとは元から友達だったということですが、他のアーティストと比べて一緒に活動するにあたり違いはありましたか?

もちろん。友達と一緒にやっていれば、制作してる時はより楽しくなるよね。制作している時が楽しくなかったら、苦労するよ。

 

9月5日にリリースした「Invisible Children」はインドのスラムの子供達にインスパイアされたとお聞きしましたが、そのことについて詳しく教えてもらえますか?

インドのストリートチルドレンの子供たちを想像しながら作ったよ。祖父母と一緒に暮らすためにデリーに行った時、初めて彼らを見たんだ。とても賢くて、でもダークサイドや乱暴な一面も持っていた。そこにヒントを得たんだ。

 

初めて来日されたときの日本の印象はどうでしたか?

歴史的文化が好きで、色々な国を見てきたけど、日本は本当にユニークな国だよ。新しいテクノロジーや音楽、ゲーム...全てのものが揃っているよ。他の国に訪れる時はよく歴史についてみるけど、日本を訪れる時は「未来」って感じがするよ。

 

楽曲制作のとき、どのようにひらめきを得るんですか?

感情に訴えかけてくるような良い音楽を聴くことかな。僕の音楽のテイストは本当に広範で、多様な場所で感じた記憶がプロデュースする時に蘇ってくるんだ。

 

一番音楽的影響を受けた人は誰ですか?

ザ・ビートルズだね。当時は信じられないほど大胆だった。彼らの音楽は今日まで生き続けているよ。

 

世界中で活躍されていますが、プロデューサーになろうと思ったきっかけや今のモチベーションはなんですか?

KSHMRの前は、たくさんのスタイルの曲を作っていたよ。このプロジェクトがスタートしてからは少しフレッシュになったかな。新しい全てのセットのスキルを学ばなければならなかったんだけど、興奮していたよ。ダンスミュージックが一番色々試す価値がある音楽だと僕は信じているよ。

 

DJ Magは、あなたにとってどんな存在ですか?

DJ Magはいつも新しい見識を与えてくれるよ。どのように活動して、次に何を考えればいけないのか、様々なヒントをもらえる。

 

日本のファンへメッセージをお願いします。

日本でプレイしたことをまだ覚えているよ。本当にみんなのことをリスペクトしているし、とても良い空間だった。ありがとう!

 

DJに最も必要なスキルを聞かれると、KSHMRはクールに「準備を怠らないことだ」と答えた。昨今、オンラインなどでも簡単に曲を聴けるようになってきたが、KSHMRが生み出す音楽は、ライブで体感しなければ心の底から興奮、そして感動することはできない。オーディエンスに熱狂してもらうためにも「準備が最重要」と語っている。オンラインでは得ることができない音楽を1人でも多くのオーディエンスに届けたいと熱く語るファン想いな彼に今後も注目だ。

 

Bassjackers & KSHMR – ‘Extreme’

On Sale at Beatport, Spotify, Apple Music

 

 

 

 

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