DJ Tは記者としても(1989年から2004年までの間Groove Magazineandの編集をしていた)、ベルリンを拠点としたレーベルGet Physical共同設立者の1人としてもelectronic musicにおいて豊富な経験を持っている。彼は彼と同世代の若者とは打って変わって音楽業界の良し悪しを両サイドから見てきたが、現在彼はDJを実際にする側とプロデュースする側の両方に立っており、今月はMatthias TanzmannのMoon Harbourを通して新しいEP「Music Is Therap」を発売するプロデューサーとしての一面を見せた。

 

「'Music Is Therapy」はtech houseのセットthickly の3番目のトラックで、我々が今日初公開したタイトルトラックではドイツのプロデューサーが激しいバスラインが鳴り響く熱い7分間・輝くパーカッションライン・サイボーグの様なボーカルを披露すると会場は固まってしまったが、そんな固まった彼らを彼が再び熱く盛り上げた。私たちはそのドイツ人のプロデューサーに2016年がどの面白くなっていくのか、最近の音楽業界やソーシャルメディアの上昇における彼の考え、そして多忙なツアースケジュールの中でどの様にくつろいでいるのかを尋ねるために時間を頂いた。

 

 

DJ Tさん、こんにちわ。2016年に関して良いところと悪いところは何だと思いますか?また今年のご自身の願いや夢などはありますか? 

 2016年は僕にとってオーストラリアから始まり北アメリカそして南アメリカでのendless tour madnessがスタートした年。このツアーは僕の今まで経験した中では断トツの最も過酷なツアーだったんだ。なぜなら僕は常に時差をまたいで移動していたし、約2ヶ月間のツアー中は規則的な生活なんて出来たもんじゃなかったんだ。12日間に渡ってオーストラリアで行われた6つのショーの後、ハワイでのショーのための一夜を経て、僕のツアーのアメリカでの初公演となる「the Moon Harbour showcase」のためメキシコへ向かい、その約6週間後には南北アメリカで1週間に2、3個ショーをこなした。全体的なツアーはすごく成功したし、不満は無いし、ただひたすら素晴らしい満員御礼のショーをする事が出来たよ。更には沢山の新しい街や会場を見る事が出来て、沢山の新しい人たちにも出会う事が出来た。エクアドルでの最後の2つのショーが終わった後、僕はペルーの山奥で数日間十分に休憩を取ってこのツアーを終わらせたんだ。ベルリンに戻るまでの約6週間、そこで体力と回復させ毒物を取り除いた僕はその後また新しい音楽と別の企画に向けてまた働き続けたよ。

 

 

Matthias TanzmannのMoon Harbourのために本日発表されたあなたの新作について教えてください。レーベルといっしょに制作したんですか?Matthias Tanzmannとは既に交流があったんですか?

はい、これらの3つのトラックはMatthiasと彼のレーベルのためだけに作られたもので特にメイントラックの「Music Is Therapy」がそうなんだ。僕が相棒のEmanuel Satieとこの1曲のためにスタジオに行った時、僕はこの曲をDJとしてのMatthiassと彼のレーベルの両者の立場から考えて、テクノハウス調の 力強い曲にしたんだ。それと同時に僕は僕自身がMoon Harbourで披露している音を使ってみようと考えたんだけど、レーベルの最近の作品と比較すると通常のものとは少し違って僕は少し新種だった。だけど僕はそれ「楽しんたんだ。 僕はMatthiasを90年代初期から知っているし彼や彼のパートナーAndrè Quaas 、そして長い間一貫した人気のレベルを保つために随時レーベルを作り変えていく事を可能とすふ彼らに関わる全てのスタッフを凄く尊敬しているんだ。僕は自分の経験からそれらがどんなに難しいことかが分かったよ。

 

あなたにがここ数年、実際に見たもの聞いたもの全ての中で刺激を受けたもの、熱狂したものは何ですか?

僕を動かすたった1つのものといえば、それは音楽そのものだね。音楽は僕の人生において最も愛するものだし、特に僕たちのやっているelectronic dance musicは僕の毎日豊かにしてくれるんだ。それが音楽のためになるとは限らなくても、僕は僕が今までしてきた事を辞めていただろうね。僕は今やっている旅やツアーの量をもっと増やすべきだし、沢山の国や街、そして人々に出会える事はツアーの特権だとも思ってるよ。もしある日突然この生活を完全に辞めたら僕はきっと恋しくなるんだろうな。

 

あなたはダンスミュージックにおけるソーシャルメディアの影響についてどう感じていますか?良いと思いますか、それともくないと思いますか?そして、あなたはファンと交流するのが好きですか?

いくつかの国ではこの質問に答えるのは難しいね。僕はインターネットやソーシャルメディアには良い面や悪い面が沢山あると思うし、やっぱりそれらが僕たちの音楽シーンや音楽業界をここ5年から8年の間で大きく変えた理由だと思う。僕はファンと交流するのが好きだって言うべきだと思う。時間が許す限り僕はみんなの意見が聞けるように心がけているし、出来るだけ近くで好きなアーティストの活動を追いかけたいという彼らの衝動も理解しているけど、それと同時に僕はインターネット、や特に僕がthe electronic yellow pressと呼ぶあらゆる所に存在するデジタルメディアにおいては沢山の悪い影響も見てきた。きっと僕が言っているのがどのメディアなのか誰もが分かってしまうから僕はこんな風に名前をつけるべきではないと思うけどね。 世間の人々や1989年から2004年に渡って15年間ヨーロッパで刊行されていた最も影響力のある雑誌の1つ「Groove」に関して、僕は音楽ジャーナリズム以外の何者でもないと言い切る事が出来るそのフィールドでさえも十分な質の仕事をしてきたと思う。それらは安っぽい世間を騒がすような見出しのために、そして時には音楽とは何の関係もないゴシップのためにただ人々を追い掛け回してるだけなんだ。でもこれもほんの小さな答えにしか過ぎないけどね。

 

最近のあなたの気に入っている演奏環境はどこですか?小さいアットホームなクラブか、もしくは野外フェスか。それともどちらも好きですか?

僕はいつだって大きなフェスや大きなフロアで感じられる雰囲気のりも、小さなクラブなどで感じられるアットホームな雰囲気の方が好きなんだ1フロアに対して200人から350人ほどの収容数が僕は好きかな。 僕の永遠の目標は、僕と観客との間に目には見えないつながりを作る事なんだ。僕は言葉を必要としないやり方でそれぞれの人々と繋がるのが好きなんだ。最終的には君も、セットの中で作られる強い一体感のようなものを感じる事が出来ると思うよ。

 

あなたは歳をとるにつれて音がどんなに大衆を前にしても、丸一日の演奏や深夜の時間帯だとしても、し、より深く、ヘッダーになっていると感じていますか?どのようにDJやプロデューサーとしてあなたのスタイルを成熟させていきたいですか?

約4年から6年前、古典的なルネサンスなやィスコの様なもの、ディープなハウスなどに没頭した後、僕はそれらから生じる物全てに飽きてしまったんだら。それから僕たちは人々がリスクを負わない、それがアーティストなのか観客なのかすら問題ではない、彼らはただいくつかの大きな名前やブランドを追いかけるだけの、右も左も見ずに新しい何かを探している、そんな瞬間を目撃したんだ。そして、意識的にこの様なやり方を取り除く事でトラッカーやツーリッシュな音を奏でる事において再び僕は自由と幸福を見つけることができた。僕にとって、グルーヴやビートの funkinessやsexinessは、かつて同じものだった過去と今の自分を繋げるものなんだ。しかし僕は沢山の異なるルーツを持っているため、常に僕は君たちに大いに異なるセットを提供する事ができるんだ。なぜなら大衆を前にした時、丸一日や深夜の演奏の時、野外または屋外での演奏の時、君のセットをその時のコンディションに合わせて変えるのは簡単なことだからね。ステレオタイプになるとその空間を感じる事なく、いつも変わらないスタイルで演奏する事になる。 君が今まで体験してきたDJとは異なる何かが必要だと感じてしまった時、フロアを完全にリセットしなければならない事もあるだろうね。まず初めにファンの多くを失うかもしれないという現実を受け止める必要があるけど、改善していくためには再建築するほかないんだよ。

 

今年はどのような企画を考えていますか?新しいアルバムの情報は?

僕はただ 強いEPを世に送りだし続けていきたいと思っていて、ちょうど今リミックス中だよ。。それと Moon Harbour,とAus Music とGet Physicalという3つのレーベルに注目しているんだけど、これからとそことは繋がっていきたいと思ってるよ。

 

DJ Tの音楽「Music is Therapy」のEPは2月26日Moon Harbourから発表される。

 

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