テクノシーンで最も有名な女性DJの1人・Fernanda Martinsは、ブラジルで生まれ、現在スペインをベースに活躍の場を広げている。Oscar MulleroやDave Clarke、 Jeff Mills、Carl Cox、Len Fakiらに大きな影響を受けた彼女の音楽は、大胆かつ繊細さが特徴で、世界中の多くのフェスやクラブでプレイされる。今回そんなFernanda Martinsが新曲をDJ MAG JAPANに届けてくれ、独占インタビューをする機会を得た。業界でまだまだ数少ないカリスマ女性DJに楽曲や今後の予定などを訊いてみた。

 

Q1. 今年の順調は、いかがですか?

とても順調だね!今年に入ってからヨーロッパでもお気に入りのドイツやポルトガル、チェコ、クロアチア、スイス、スペインなどでギグをさせてもらったよ。また、これからいくつかの国には戻って、プレーする予定もあるし、その他のフランスやブルガリア、スロベニアなどの国も予定に入ってるね。とても楽しみだよ。

その他のニュースだと、2つのブッキング会社と契約を交わしたよ。Analog SpainとBPA。新しい契約ということは、新しいスタートということだからとても楽しみだし、精神的にもモチベーションが上がっているよ。

 

Q2. 最新リリースに関して質問させて頂きます。何にインスパイアされてこの曲を書いたのですか?

私の最新のリリースは、Victoria.52 - Lost In Detroit のリミックスだね。この曲は、オリジナルを聴いてすぐにリミックスしたくなったよ。この曲総合的に好きだし、ヴォーカルも素晴らしい。でも、聴いてすぐ私のスタイルに編曲できるというイメージが湧いてきたんだよね。

 

 

Q3. 今までのトラックと比べて、この新曲はどのような特別がありますか?

この作品は、私が完全に一人で作成して自分のレーベルDevotion Recordsからリリースした曲なんだよ。Devotion からリリースされたリミックスは、既にいくつかあるけどレーベルパートナーのLucas Freireとのコラボ作品。だから、新しい試みとしては、このVictoria.52 - Lost In Detroit のリミックスは特別だね。

 

Q4. 自分の今のセットで欠かせないトラック一つか二つ教えてください。

Ken Ishii - LC Circuit (Takaaki Itoh RMX)は、Devotion Recordsからのリリースで、このリミックスは、ジャパニーズパワーに溢れているよ!これは、最近よくプレーするね。

 

 

Mark Broom - Dank (Luca Agnelli RMX) の Markは、私のお気に入りテクノDJ/Producerの一人で、Lucaは素晴らしいリミックスをしたと思うよ。この二つは、最高だね。

 

 

Q5. 今後の予定を教えてください。

そうだね、Devotion Recordsのレコードシリーズ “Devotion LTD” が、ローンチ予定で、今週とてもウキウキしているよ。正式発表は、私のSNSでするからちゃんとチェックしてね!

  

Q6. 日本のファンへメッセージをお願いします。

スペインを拠点にしているブラジルのテクノDJ/Producerから日本にいるテクノラバーへメッセージを送りたいよ。近い将来、日本に行ってみんなに会えるのを楽しみにしているよ! 

 

 

Fernanda Martinsは、DJやプロデューサーとしての顔だけではなく、テクノレーベルのDEVOTION RECORDS とハードテクノレーベルのAUDIOCODE RECORDS をマネジメントする経営者としての顔も持つ。アーティスト活動をしながら2つのレーベルをマネジメントするその多忙さは彼女のスケジュールを見れば一目瞭然だ。真の音楽を追求し続けるFernanda Martinsが、さらにエキサイティングなプロジェクトをいま仕込んでいるようで、これからも私たちを楽しませてくれることは言うまでもない。今後もFernanda Martinsの活躍から目が離せない。

 

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